満員電車

極限状態な電車ではなく、ほどほどの満員電車に乗っていると、なぜか座席側に空白地帯ができることが多い。いつも、なぜすいている方に行かないのだろう、と思う。そうすれば、暑苦しく狭くきつい場所から抜け出せるのにと。
そこに、座席が空いているときは、人は動くので人の心理的コストは、

開いていたら移動して座る<ドア際で動かない<座席通路の開いている場所に移動

なのだろう。人が一箇所に固まっていても、お互い不快感を得るだけなのに、どうして移動しないのか?たぶん、人はそれほど怠惰で自己中心的で人に気遣えないのだろう。ちなみに、何回か引越しを重ねてきたが、中途半端な都会ほどそんな気がする。
このことを考えていたら、商売も同じだなと思う。人が固まっている場所に一生懸命しがみついて回りを見渡せない人は、コストを払ってそこに居続ける。少し目先が聞く人は、少しのコストを払って、競争相手のいないところへ移動する。
だからこそ、人が得する種は尽きないのだろうな・・・。