解析力学

第1章が終了。座標系の取り扱いが面倒なことを学ぶ。
そこで、座標系によらない一般化された座標を導入し、それから一般化された運動量、一般化された力を導入する。

一般化座標

3次元空間では、N個の質点系は3Nの運動の自由度を持つ。
それぞれの質点の一般化した座標をq_{\small i}とする。
実際、nの質点の一般化座標は(q_{\small n},q_{\small n+1},q_{\small n+2})となる。
nの質点の質量も(m_{\small n},m_{\small n+1},m_{\small n+2})と定義するが、すべてm_{\small n}に等しい。
もし、デカルト座標で一般化座標を表すなら、運動が時間に依存するしたりする場合は、

x_{\small i}=x_{\small i}(q_{\small 1},q_{\small 2},q_{\small 3},...q_{\small 3N-1},q_{\small 3N},t) \\ q_{\small i}=q_{\small i}(x_{\small 1},x_{\small 2},x_{\small 3},...x_{\small 3N-1},x_{\small 3N},t)

のような関係がある。
一般化座標で表した運動エネルギーTから一般化運動量p_{\small i}が求まる。

p_{\small i}={\Large \frac{\partial T}{\partial \dot{q_{\small i}}}}

一般化された力G_{\small j}

G_{\small j}={\large \sum_{i=1}^{3N}}F_{\small i}{\large \frac{\partial x_{\small i}}{\partial q_{\small j}}}

となる。